しょーいちです。
今日もめちゃめちゃいい天気です。
窓から見える中庭が、朝日で照らされてとても綺麗です。
![朝日に照らされる中庭](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11朝1.1.jpg)
そして、今日の朝ごはんはこちら。
昨日の晩ご飯が良かったので、朝食も一番大きいメガ・ブレックファーストという物をお願いします。
![美味しかった朝食](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11朝2.1.jpg)
うまい! 本当に美味しい!
ベーコンのカリカリ具合、マッシュルームやスクランブルエッグの味付け、ハーブの効かせ具合が絶妙です。
パンも2種類あって、香ばしさやモチモチさに特徴があって美味しいです。
正直、ごはんはずっとここで食べていたいですね。
もし次タスマニア来たら、ここに絶対泊まります!
さて、ごはんを食べたら旅行最後のアクティビティ、マリア島散策に向けて出発です!
朝8時半に港に着き、のんびりと出航を待ちます。
乗客の前に、島へ運ぶ荷物がどんどん運ばれて行きます。
大きな木材や、調査で使いそうな機材など、クレーンを使って運び込んでいます。
![フェリー乗り場](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア1.jpg)
船内はなかなか広いです。
2階建てになっていて、1階は沢山の椅子が並んでいます。
![1階の客席](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア2.jpg)
飲み物やスナックを出してくれるカウンターもあります。
![船内のバーカウンター](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア3.jpg)
2階は6人掛けのボックス席が並ぶ部分と、半屋外のデッキになっている部分があります。
今回は人も少ないので、デッキで海を眺めながら過ごしましょう。
9時になったら出航です。
![遠ざかる本土](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア4-1.jpg)
タスマニア本土を離れ、40分ほどフェリーに乗ります。
船はあまり揺れず、船酔いしやすい僕でも大丈夫でした。
しかし少し時間が長いので、不安な方は酔い止めを持っていきましょう。
そして、マリア島に到着しました!
![マリア島に到着](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア5.jpg)
まず見てください、この海の透明さ!
大きなフェリーが停船できる深さがあるのに、海底がはっきりと見れます。
![透き通った海](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア6.jpg)
マリア島では、シュノーケリングをしても良い場所もあるそうです!
夏でも少し水温が冷たいでしょうけれど、憧れますね。
桟橋を歩いて上陸すると、国立公園お馴染みの看板が見えてきます。
これを見ると、観光地に来た気分になりますね。
![マリア島の看板](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア7.jpg)
まずはダーリントン(Darlington)という、島の管理施設が集まっている所へ向かいましょう。
看板に従って、歩いて進みます。
歩いて気付くのですが、ここは本当に静かな場所です。
人の喧騒というか、車や室外機のような機械音がまったくありません。
自然の小さなもの、鳥の声や海の波、風が吹き抜ける音で満ちています。
歩くときの地面を踏みしめる音に、なんだか落ち着きます。
![ダーリントンへの道](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア8.jpg)
途中、キャンプ場も発見しました。
すべて道具を持ち込むのであれば、キャンプもできそうです。
写真には撮っていませんが、コテージっぽい宿泊施設もありましたよ。
![キャンプのできる場所](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア9.jpg)
近くには、薪置き場もありました。
無人島でキャンプファイヤーをしたら、迫力あるでしょうね!
![薪置き場](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア10.jpg)
さて、5分ほど歩くと、ダーリントンに到着しました。
ここで自転車を借りられるので、さっそく向かいましょう。
1日借りて33$(約3000円)です。
少し料金がかかりますが、マリア島は広いので、借りることを強くおすすめします!
坂道がちょっとキツいけれど、色々回ることができますよ!
![自転車を借りられる所](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア11.jpg)
マップを見ながら自転車をこぎ、まずは有名な Painted Cliffs という場所へ向かいます。
![Painted Cliffs 入り口](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア12.jpg)
駐輪場らしき場所で自転車を止めていると、近くで休んでいた家族に声をかけられます。
「やあ、よかったら1つ食べない?」
なんと、ビスケットを頂きました!
ふとした優しさに、めちゃくちゃ嬉しくなります。
ビスケットもバターをしっかり感じるしっとりした味で、疲れた身体に染み渡ります。
さて、ビスケットをかじりながら道を進むと、砂の色が変わってきます。
和歌山県の千畳敷がカラフルになった感じ…、とも少し違う。
色が幾層にもグラデーションになっていて、自然のアートさを感じます。
![白とオレンジのグラデーション](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア13.jpg)
1つの石をアップにすると、こんな感じ。
![グラデーションの綺麗な石](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア14.jpg)
こういった色が、頭上高くまで続いています。
![頭上まである崖](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア15.jpg)
たくさんの人がこの色の濃淡を楽しんで、写真を撮っています。
自転車へ戻る途中、家族で来たのか、お父さんが子供たちの写真を撮っている瞬間と鉢合わせます。
ビスケットをくれた家族に見習って、僕も人に優しくしてみようと挑戦します。
「僕が写真を撮りましょうか?」
英語で伝えますが、いきなり話しかけたのが悪かったのか、みんな怪訝そうな顔をします。
なんとか身振りで意思を伝えて、家族が並んだ写真を撮ることができました。
お節介だったかもしれませんが、僕は家族が並ぶ写真が好きなので、良しとしましょう。
さて次は、ガイドマップに載ってない所へ行きたくなりました。
名所は楽しいのですが、秘島に来たのだから、人のあまり来ないところへ行きたくなります。
出港前にもらった地図の、細い道の方へ自転車を進ませます。
あまり人通りがないのか、どんどん道が険しくなります。
![地図に載る細い道](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア15.5.jpg)
森を抜けると、崩れ落ちた廃屋が見えてきました。
Oast House というらしいです。
![Oast House 入口](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア16.1.jpg)
僕は思わず、ドラゴンクエストを想像します。
「森の中で、廃屋を発見する。中に入ってみると、そこには宝箱があった。」
これがドラクエだとセオリーなのですが、部屋の隅にもお宝は存在しませんでした。
![廃墟の中](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア16.2.jpg)
しかし!
野生のモンスターと遭遇します!
![野生のウォンバット](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア17.jpg)
野生のウォンバットがあらわれた!
ウォンバットは夢中で草をたべている。
→ ぽふぽふと撫でる。
![ウォンバットに触れてみた](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア18.jpg)
さっ、触れたよー!
しょーいちは、すこし癒された。
実はマリア島の大通りでもウォンバットを見かけたのですが、近づくと走って逃げたので、触るのは無理だと思ってました。
ここは人間があまり来ないからか、警戒心が低いのかもしれません。
この子が食事に夢中だったからかもしれません。
さて、体力も回復したので先を進みます。
次は Fossil Cliffs という崖を目指します。
ちょうど先ほどの Painted Cliffs から、ダーリントンを挟んで反対側になります。
この2ヶ所を見ようと思うと、3時間は歩かないと行けないのですが、自転車だと30分です。
自転車はやっぱり良いですね!
ダーリントンでトイレ休憩をしていると、大きな鳥と遭遇しました。
![大きな鳥](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア19.jpg)
小さな子供が乗れそうなくらい大きいです。
のんびりと草を食べていて、近づいても逃げようとしません。
さすがに触ることはできませんでしたが、間近で見ることができました。
しかし、ウォンバットは違います。
ちょっと道の端から覗くと、昼寝してたりします。
![昼寝中のウォンバット](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア20.jpg)
ここぞとばかりに撫でてみます。
ふにふにと触ると、口元がもごもごと動いて可愛い。
もうずっと、ウォンバットだけ見て時間を過ごしたくなってきます。
気を取り直して、先へ進みましょう。
目的地へ向かう前に分かれ道があり、細い山道の方には CONVICT BUILT RESERVOIR という場所があるそう。
よく分かりませんが、人のいない方には行ってみましょう!
山道を自転車で進むこと15分、広場のような所が見えてきました。
人の気配もないので、ここで昼食としましょう。
![昼食を食べたベンチ](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア20.5-1.jpg)
ベンチからは、静かな池と、向こうには Bishop and Clerk という、マリア島ブッシュウォークで人気の高台が見えます。
そのコースはレベル4で、先日のフレシネ国立公園で大変さを経験しているので、今回は見送りました。
マリア島を一望できて、雲が近くて、かなり良い眺めだそうですよ!
![ベンチから見える景色](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア20.5-2.jpg)
さて、昼食代わりの栄養バーを食べて、一息ついたら道を引き返して先に進みます。
ここからはかなりキツい坂道になり、道路ではなく草原の道になります。
道なき道を、ガシガシと登ります。
![海岸へと続く道](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア20.9.jpg)
汗がだらだらと流れてくる頃、やっと目的地が見えてきました。
![Fossil Cliffs](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア21.jpg)
うひゃー、高い!
怖いけど、めっちゃ綺麗!
まるで福井県の東尋坊のような場所ですが、柵も手すりもありません。
写真を撮ったところも、1歩進めば、崖から真っ逆さまです。
![足元が崖っぷち](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア21.5.jpg)
けれど、だからこそ味わえる解放感!
一歩後ろから写真を撮ると、草原・海・空がグラデーションのように映ります。
これが180°見渡す限りに広がっています。
寝ころんで草の匂いに触れつつ、波の音も感じる。
もう…、たまりません!
![陸・海・空のグラデーション](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア22.jpg)
あまりに壮大で、1時間ほど座り込んで、ぼんやりしました。
そんなことをしていると、フェリーの時間が迫ってきます。
自転車を漕ぎ始めると、大きなカンガルーと遭遇します。
自分と同じほど背丈があるので、近づくか悩みました。
![野生のカンガルー](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア23.jpg)
草原を疾走し、ダーリントンまで急いで自転車を返却します。
フェリー乗り場まで歩くと、もうマリア島とはお別れです。
![さらばマリア島。](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11マリア24.jpg)
あぁ、さらばマリア島。
ウォンバット、もっと見ていたかったなぁ。
僕はもう、彼らの虜になってしまいました。
さてタスマニア本土に帰ってきましたが、このままホバートに帰るのも面白くないので、ワイナリーに一軒寄りたいと思います。
それがこちらの darlington vineyard です。
実は昨日にも訪れていたのですが、閉まっていたのでリベンジです。
![darlington vineyard 看板](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11ワイナリー1.jpg)
今日は開いていて、セラーに入ることができました。
どうやら昨日は親戚の結婚式に行っていたそう。
ここのワイナリーも白ワインが数種類あり、赤ワインは1つだけです。
さっそく白ワインを試飲させてもらいます。
ぐびぐび。
さっぱりー!!
甘味よりもさっぱり感が強めの印象です。
あっさりしていて飲みやすい、けれどちゃんとブドウの香りも感じます。
我が家だと、夕食にイタリア料理と合わせて飲みたがるでしょうね。
白ワインを4種類と赤ワインを試飲させてもらったのですが、この赤ワインが面白かったんです。
あっさりした口当たりとぶどうの香りはそのままに、ピリリとスパイシー感があるんですよ。
お土産なら少しパンチのあるものと思い、僕はあえて赤ワインを購入しました。(34$ 約2600円)
余裕のあった旅行バッグは、お土産のお酒でもう限界です。
ワインも購入したので、とうとうホバートへ帰ります。
トリアバンナからホバートへは、ホバート空港の前を横切るような道を走ります。
旅が始まった所に戻るので、もう終盤なんだなぁと感じますね。
夕方に空港付近から市内の方向へ走りましたが、かなりの交通量です。
帰宅ラッシュでしょうか、始めてタスマニアでゆっくり走りました。
それでも、渋滞ではないんです。5車線ありますからね。
というわけで、最後のお宿である The Old Woolstore Apartment Hotel に到着しました。
ここは地球の歩き方にも載っていて、日本語デスクもあり、空港とのシャトルバスである SkyBus も停まるホテルです。
なんと便利!
https://www.oldwoolstore.com.au/
本当は、ここを最初の宿にするのが良かったのでしょうね。
僕は何も考えていなかったので、最後にしてしまいました。
フロントも洗練されていて、部屋の鍵はカードキー。
なんか都会に戻ったなぁと感じます。
洗濯機・乾燥機も無料で使用でき、フロントで使い方を聞いたり、洗剤ももらうこともできます。
ただし、1台ずつしかないので空いていないこともあります。
![The Old Woolstore Apartment Hotel 部屋](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11ホテル1.jpg)
お風呂も清潔でバスタブもあり、都会的な感じがします。
![洗面スペース](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11ホテル2.jpg)
さて夕食ですが、Googleマップで調べると、近くに Frank というアルゼンチン料理店があるらしい。
アルゼンチン料理…、食べたことありません。
さっそく行ってみましょう。
![Frank 正面](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11夕食1.jpg)
中に入ると、薄暗くて全体がバーのように雰囲気があります。
なんだか料金が高そうな感じ…。
しかし、椅子にまで座ってしまったので引き返せません。
店員のお兄さんはイケメンで優しく、アルゼンチン料理を食べたことないと伝えると、おすすめを教えてくれました。
お兄さんの勧めで、ラム肉のステーキと、カボチャとアーモンドを焼いたのを注文しました。
![アルゼンチン料理の夕食](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11夕食2.jpg)
スペイン料理の雰囲気に近いかな…?
お肉は赤身のうま味が凝縮されている感じで、噛めば噛むほどアミノ酸を感じます。
カボチャもしっとりと焼きあがっていて、アーモンドの香ばしさと味がマッチしています。
両方とも美味しいかったですよ!
美味しかったんですけれど…
だめだ、舌が肥えてきてしまったかも。
昨日の宿の晩ご飯が美味しすぎて、評価が辛口になってしまいます。
旅の初日に来ていたら、それこそ感動していただろうなと思います。
ただ、料金は40$(約3300円)と、やはり少しお高めでした。
お腹も一杯になって、眠たくなっているのですが、今日はもうひとつイベントを予約してあります。
それは、クラシックコンサートです!
![ドーバーカルテットのポスター看板](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11コンサート1.jpg)
Hobart Town Hall のなかで、チャイコフスキーの弦楽器4重奏を聞くという、オツなイベントです。
出国前にチケットをインターネットで購入し、現地で受け取るように指定していました。
こんな趣のある建物に入ると、
![Hobart Town Hall 正面](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11コンサート2.jpg)
日本のコンサート会場とは違った雰囲気に包まれます。
![タウンホール内部](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11コンサート3.jpg)
年齢層はご年配が少し多めですが、学校の課外活動のような集団もいます。
どんな演奏なのでしょうか、今から楽しみです。
夜の20時になり、開演です!
おおぉ、厳か!
おぅ、
ぅ、
ぐぅ…zzz
案の定、ぐっすりと寝てしまいました。
目が覚めると、インターバルに入ったのでしょうか、会場後ろの扉が開いています。
そこでは、なんと皆さんワインを片手に話しているではありませんか。
![インターバル中に、ワインを楽しむ人々](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/06/11コンサート4.jpg)
どうやら数ドルでグラスワイン(もちろんタスマニアのワイン)やジュースを提供しているみたい。
みんな親しげに話し合っている光景は、日本のインターバル中とは少し違うなぁと感じました。
さて、しばらくすると後半です。
感想としては…、もちろん、ぐっすりでした。
部屋に戻ると22時半になっていたので、急いでシャワーを浴びて就寝です。
もう、体力の限界です。
ではまた、明日。