しょーいちです。
3日目の夜から、全身に倦怠感があります。
風邪の前兆なのか、旅行の疲れが出ているのか。
少し旅行にも馴れて、飽きてきているのかもしれません。
でも、今日も楽しいツアーが入ってます。
気を取り直していきましょう。
朝食は管理人さんが車で運び、玄関口に置いていくスタイルです。
朝からイチャイチャしていても、問題なくご飯が食べられます。
1人旅行でごめんなさいね!
さて、届いた朝食がこちら。
![お宿の朝食](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-朝食.jpg)
完全に2人用ですね。
両方食べてやったよ。美味しかったよ!
窓からはこんな景色が見えるんだから、そりゃもう、美味しいよ!
![窓からの景色](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-窓.jpg)
ご飯を食べたら、クルーズツアーへと出発です。
今回は PENNICOTT WILDERNESS JOURNEYS の “Bruny Island Cruises” というツアーに参加します。
https://www.pennicottjourneys.com.au/
集合場所までは近いので、散歩がてら歩いて向かいます。
今日もめちゃめちゃ良い天気です。
![ツアー集合場所までの海岸](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-海岸.jpg)
集合場所の建物でレクチャーを聞いた後、近くの桟橋から出発です。
船に乗ると、全員にポンチョが配られます。
波しぶきと風避けを兼ねているそうで、しっかりした生地のポンチョです。
![乗客みんなにポンチョが配られる。](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-ポンチョ.jpg)
みんながポンチョを着たら出航です。
クルーザーがゆっくりと進んでいきます。
少し岸から離れると、再度、船頭さんから緊急時などのレクチャーをしてもらいます。
これがなかなか面白い。
飛行機の安全案内を真似して「緊急時は一番近い非常口から脱出してください」と左右を指さします。
もちろん、逃げ出した先は大海原。脱出もへったくれもありません。
思わず笑ってしまいました。
今日は天気が良く、波も穏やかそうなので、脱出する心配は無いでしょう。
空も海も、まぶしいほどにキラキラしています。
![海と空の綺麗な青](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4.1.jpg)
船頭さんが「これから本格的に揺れるから、酔い止め必要な人いる?」と聞いて回ります。
僕は乗る前に酔い止め薬を飲んでいたため、バッチリです。
![](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-酔い止め.jpg)
酔い止めが配られたら、今度こそ出発です。
すごいスピードで船が進んでいきます。
すぐに湾の外に出て、ブルニー島の崖側を眺めに行きます。
地形の成り立ちや特徴を教えてもらいながら進みますが、僕の英語力では少しも分かりません。
でも、島を見る角度で地形が変わることは分かりました。
ここから見ると、オレンジ色の地層が見えますね。
![オレンジの地層](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4.2.jpg)
けれど、少し進んで角度を変えると、石の切り立った崖になります。
上が見えないほどの断崖絶壁です。
石に凹凸があるので、クライミングで登りたくなります。
![岩の崖](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4.4.jpg)
この先も地層の変化が様々ありました。
ブラタモリで紹介されたら、きっと面白いだろうと思える濃密さです。
地層の他にも、間欠泉をあげる岩や、ちょっと卑猥な形に見える岩山などを回ります。
![卑猥な岩山](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4.5.jpg)
ここの英語だけは、なぜか理解できました。
下ネタは世界共通ですね。
生き物たちもいました。
まずは鵜です。船頭さんが「中国の漁では、鵜を使って漁をする」という鵜飼い漁の話をしていました。
鵜飼い漁を調べてみると、日本の方が歴史は古いようですが、漁法としては様式化して鮎のみを捕獲しています。
中国では今も一般漁法として、コイなどの鵜が捕まえられるサイズなら獲っているそうです。
オーストラリアでは行わないみたいですね。
![鵜の群れ](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-鵜.jpg)
そして、セイウチです。
みんなして岩辺に寝転がっています。
ボートの音が近づくと「なんだよー」ってな気持ちでこちらを向きます。
![セイウチ達](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-セイウチ.jpg)
船がセイウチの近くに行くと、すごく獣臭いにおいが漂ってきます。
海上で風も吹いているのに、ここまでにおうのですから、スゴいにおいですよ。
![起き上がるセイウチ](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-セイウチ2.jpg)
他の岩場には、アシカっぽい子もいました。
やっぱりこちらもくつろいでますね。
![顎がかゆいアシカ](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-アシカ.jpg)
「そろそろ帰るよー」と船頭さんが言った時、ふと1匹のアシカと目が合いました。
「なんだ、帰るのか」とでも言いたげで、妙に堂々としていました。
![](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-アシカ2.jpg)
アシカと別れたあと、来た道を全速力で帰っていきます。
太陽が頂点まで登りギラギラと眩しい中、船がどんどん速度をあげます。
風圧が僕のおでこを襲い、残り少ない毛根が悲鳴を上げます。
写真では伝わらないですが、ものすごい速度で走ってます。
![ツアーの帰り道](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4.6.jpg)
やがて毛根も諦めたのか、こんどは眠気が襲ってきました。
波の揺れと酔い止めの効果に苛まれて、うつらうつらとしてました。
10時から乗って12時半までのクルージングでしたが、大満足の内容でした。
ちなみに費用は135$ (約12000円)と少しお高め。
しかし、価値はあると思いますよ!
英語が分かれば、解説も聞けてもっと良かったでしょうね。
クルージングが終わっても、眠気が止まりません。
急いで宿に帰り、ゆっくり昼寝をしました。
目を覚ますと15時になっています。
昼ご飯を食べてなかったので、お腹が空きました。
せっかくなので、甘いものでも食べに行きましょう。
そこで向かったのが、Bruny Island Berry Farm という農場。
ここではベリーソースの乗ったパンケーキが食べられるのです!
![ベリーファーム正面](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-ベリーファーム.jpg)
パンケーキと紅茶(約20$ 1600円)を注文して、番号札をもらいます。
まだ気温も暖かいので、外で待ちましょう。
![外で待ちます。](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4ベリー2.5.jpg)
待つこと5分。
ついにやってきました。
![ベリーソースの乗ったパンケーキ](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-ベリーファーム2.jpg)
可愛いー! これは美味しそう!
一口食べると、口の中一杯にベリーの弾けるような甘酸っぱさが広がります。
パンケーキを頬張りつつ、紅茶をいただきます。
自然を見て、食べて楽しめる、贅沢なひと時。
鳥がさえずる、穏やかな午後。
![椅子からみた景色](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-ベリーファーム3.jpg)
もはや貴族ですね。
もっぱら、独身貴族です。
お腹も満たされ、帰りに海岸沿いを散歩していると、アヒルっぽい鳥がいました。
![かわいいアヒル。](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-アヒル.jpg)
写真を撮ろうと傍に行きましたが、警戒心が強くて進めません。
僕はアヒル好きなので、何とかしてお近づきになりたかったのですが、飛んで逃げられてしまいました。
宿に帰る頃には日暮れになり、晩ご飯の準備をします。
昨日の残りがありましたので、レンジで温めて食べました。
食事の片づけも終わり、少し寝るまでに時間がありました。
ふと、外に出てみます。
すると…
![ブルニー島の星空](https://shooichi.com/wp-content/uploads/2019/05/4-星空.jpg)
満天の星空が広がっていました。
昔見て、衝撃が走った星空です。今も変わらず、星が瞬いています。
大人になった故か、昔よりも感動が薄れてしまったのは残念でしたが、それでも圧倒されるほどの星空です。
あぁ、これを見に来たんだった。
忘れていた旅の目的を思いだし、ようやく念願が叶ったんだと実感しました。
体の疲れと夜の寒さがあったため、少しの間しか見れませんでしたが、それでも心に残る星空でした。
では、また明日。