しょーいちです。
朝食を待っていたのですが、来ません。
どうやら朝食なしプランで予約してしまったようです。
旅行2日目に買っておいた非常食のNuts Bar(カロリーメイトのようなもの)を食べながら、日記を書いてます。
さて日記が書き終わったら、出発準備をして出掛けましょう!
まずは、朝ご飯の調達です!
ビチェノの町まで移動して、 Blue Edge Bakery というお店へ向かいます。
町のパン屋さんのようですが、店内で食べることもできそうです。
今朝はビーフパイとサラダサンドを注文してみました。
カプチーノも頼んで10$ほど(約800円)だったので、かなり良心的です。
実はパイというものを食べたことが無かったので、すこし楽しみです。
味は良く、2つのパンがまったく違う味だったので、けっこう面白かったです。
ビーフパイはパイ生地に、粘度のある甘めのビーフシチューが入っている感じですね。
さて、腹ごしらえをしたら、フレシネ国立公園へと向かいます。
ここには、「タスマニア」と画像検索すると必ず出てくる、ワイングラスベイという入り江があります。
僕も写真でしか見たことがないので、早速行ってみましょう。
まずは、ビジターセンターに行ってみます。
ここは博物館も兼ねているそうで、様々なパネルが展示されていました。
英語が素早く読めないので、雰囲気だけ楽しみます。
さて、ブッシュウォーク (ハイキング) の開始場所は、ここから車で10分ほど奥に進んだ駐車場です。
この看板が目印ですね。
まずは、ワイングラスベイ展望台を目指して歩きます。
先日のマウントフィールドとは森の中を進みましたが、海辺のフレシネ公園は砂地の道を歩いていきます。
木々も様子が異なり、幹がねじれたように伸びてます。
そのまま進むと、道の雰囲気がどんどんダイナミックになってきます。
岩の間を通ったり、
巨大な岩が絶妙のバランスで立っている下を抜けたりします。
巨石が抉り落とされたような所もあります。
どうやったら、こんな割れ方をするのでしょう。
この辺から、斜度もどんどん険しくなります。
マウントフィールドよりは難易度があると思います。
ハイキングをしたことがある人なら大丈夫ですが、運動不足だと息が上がるかもしれません。
早足で40分ほど登ると、ワイングラスベイ展望台が見えてきます。
本当に、ここは有名な場所ですね。
皆さん昼ご飯を食べたり、写真を撮ったりしています。
さて、ここからさらに先へ進みます。
この先のコースは、ガイドマップでは「ブッシュウォーク経験者推奨」と書かれてあるので不安がありますが、挑戦してみましょう。
まずは、先ほど見ていたワイングラスベイへ下りたいと思います。
そこそこ急な階段を下ります。
どんどんと降りていきます。
途中、草むらでガサガサと音がしたので観察してみると、野生のルー(現地でのカンガルー達の総称)と遭遇しました。
カンガルーは大きさで呼び方が変わるそう。
この子は大きさ的にワラビーですね。
30分ほど階段を下ると、ワイングラスベイまで辿り着きます。
ここの砂は真っ白でさらさら!
展望台と比べて人が少ないので、解放感たっぷりですね!
海も透明度が高くて、とても綺麗です。
さて、ここからさらにハザードビーチを目指して歩きます。
階段を下って太ももが重いですが、ここからまだ8㎞あるそう。
頑張って行きましょう。
ここからは、深い森のなかをひたすら歩きます。
この辺りから、少しだけトイレにいきたくなってピンチになりました。
しかし、まだ半分もきてません。
なんとかこらえて先を進みます。
途中、砂の坂道になります。
さらさらの砂が災いし、ものすごく歩きにくくなります。
あぁ、足が沈む!
力がうまく伝わらず、前に進めない!
必死に太ももを高く上げて、坂を上りきると…
うおぉ! いきなり大海原!
急に視界が広がり、広い海が現れました。
ここがハザードビーチです。
個人的にはフレシネでここが1番絶景でした!
自然を、荒々しい波と海風を肌で感じることができます。
浜辺をひたすら歩きます。
今日は台風並みの風が吹いていて、スマホが飛ばされそうになりました。
波も高くて、足元すれすれまで海水がやってきます。
30分ほどビーチを歩くと、また山に戻ります。
ここからスタート地点まで、山を回り込むように登っていきます。
ここからが長かった!
約1時間半ほど登りっぱなし。
しばらく坂道を上がると、海が眼下に見えてきます。
さっきまで海浜にいたので、しっかりと登ってきましたね。
さて、ここからはゴールに向かってまっしぐらです。
トイレにも行きたかったので早足で進みましたが、すごい体力を使いました…
足腰には自信があったのですが、駐車場に戻った頃にはヘトヘトになってました。
靴も7000円くらいのハイキングシューズだったのですが、靴底が剥離して壊れ始めてしまいました
やっぱりレベル4は上級者向きでしたね。
全行程11㎞、約3時間半で1周回りきれました。
足腰に自信のある方は、ハザードビーチは雄大な光景ですので楽しめると思いますよ!
さて、疲れきった僕は、昼ごはんを食べていないことに気付きました。
どおりでお腹が減ったなと思っていたのです。
時間も遅いので、急いで夕食を食べに行きます。
今日は Tasmanian Coastal Seafoods というフィッシュ&チップスのお店に伺います。
店に入り、栄養を補給しようと色々注文して食べようと思ってました。
しかし、空腹と疲労で思考力が低下しているのか、いつも以上にうまく英語が使えません。
お店のおっちゃんも、僕に商品の説明が伝わらないことに、苛立ちを隠しきれない様子です。
最後には机をバンッと叩いて、
「だから、こうなんだよ!」
と口調が荒くなってきます。
僕は思わず萎縮してしまって、ハンバーガーを1つだけ注文しました。
でも思い返してみると、おっちゃんは1つ1つ説明してくれていたので、親切にしてくれていたことは間違いありません。
値段もちゃんと教えてくれたし、店内で食べさせてもくれました。
きっと疲れた顔した異邦人が、下手な言葉で話すのに不気味さを感じたのだと思います。
机を叩いた瞬間のおっちゃんも、一瞬「あっ…」って顔をしたのを覚えています。
なんか、ごめんなさい。
無心でハンバーガーにかぶりついていると、太陽がすっかり沈んでしまいました。
夕焼けをぼんやり見ながら、くたびれたなぁ、と思いました。
さて、今日はもうひとつツアーを予約してあります。
ビチェノ ペンギンツアーです。
https://www.bichenopenguintours.com.au/japanese
僕の時は18時からスタートで、大人一人は40$(約3200円)ほどかかります。
夜は少し冷えるので、防寒具は持っていくことをお勧めします。
小さなペンギンが海から巣に戻るのを、ガイドさんと見て回ります。
10匹くらいのペンギンがよちよちを歩く姿は、なんとも可愛らしいものでした。
ガイドさんはペンギンの生態についてもしっかり解説してくださっていたみたいです。
ただ、このツアーは写真撮影禁止で、スマホで撮ることはできませんでした。
ガイドさんがメール経由の写真の配布方法を説明してくださったのですが、疲れでウトウトしてて聞き取れません。
ツアーが終了次第、まっすぐ宿に戻って、そのままベッドに直行です。
だめだ、もう眠い…
また明日…。